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ツイッター検索のメリット
ツイッターは「リアルタイムでつぶやく」という傾向が強いフィールドですから、時事ネタ等のマスメディアの反響が見えやすい場所です。
そしてツイッター検索によって、商材等の最新情報や業界情報などを素早くゲットすることが可能です。
ツイッター検索によってトレンドを知ることができるのはもちろんのこと、有効なキーワード(ツイッター広告などに活用できます)を探す事なども可能です。
ですから広告運用をする上では、ぜひともツイッターを利用したいところです。
ここでは、ツイッター検索を上手に使うコツについてお話しします。
ツイッター検索でキーワードを開拓しましょう
ツイッター検索を利用して、ツイッター広告キーワードの絞り込みだけでなく、リスティング広告運用全般を効率よく進めていくことを考えましょう。
視野を広く持ってツイッター検索を活用すべきです。
ここでは、「自動食器洗浄乾燥機で静音性が高いもの」を例に考えていきます。
この商材を欲しがりそうなターゲットユーザーのうち、「音を嫌がりそうな人物像」を決めてみます。
この人が最近興味を持っていることを探ってみると、複数のキーワードが見えてきました。
大きな音がするとお子さんが起きてしまうので、「音が小さいこと」はこの人にとって非常に重要なのでしょう。そして、特に共働き世帯なのであれば、自動食器洗浄乾燥機によって家事の時短をしたいと思うはずです。
自分の発想だけでは取り逃す関連キーワードを探しましょう
グーグルで「保育園選び」でキーワード検索をかけると、もちろん色々なサイトがヒットします。認可保育園、待機児童などなど。
そして、保育園選びと一緒にどのようなキーワードがつぶやかれているのかを探るために、次は「保育園選び」でツイッター検索を行ってみます。
すると、「保活」「子育てセンター」「離乳食講座」「フルタイムママ」などのキーワードが見えてきます。
「保活」はハッシュタグで使われていますから、かなり重要なキーワードなのであると考えることができます。
あなたは、例えば「保育園選び フルタイムママ」などと聞いてどのようなキーワードが思い浮かぶでしょうか。比較的具体的な二語ですから、ほとんど何も思いつかないという人も少なくないはずです。
さて、続いては「保活」でツイッター検索を行ってみましょう。すると、「小規模保育園」「育児休業給付金」「入園指数」などのキーワードを探り当てることができます。
このように「キーワードAで検索してキーワードB、C、Dを見つける→キーワードBで検索して、キーワードE、F、Gを見つける……」などと、どんどんキーワードを発見していくことができます。
離乳食等はペット用や専業主婦用も含まれますから、コンテンツターゲットやサーチターゲティングでは活かしにくそうですが、RLSAと一緒に検索連動タイプの広告であれば活用することができそうです。
高度な検索を行ってノイズを削ることが大事です
ですが、何も工夫せずにツイッター検索をしていると余計な情報も出てきてしまう可能性があります。
一例として、まずは普通に「離乳食」でツイッター検索を行ってみましょう。
すると、「動物の離乳食」というニュアンスのツイートも多くヒットしてしまいます。
このように、ツイッター検索はそのままでは使いにくい部分もあります。
検索の仕方を工夫しないと、「時間をかけたのに、キーワードが全く見つからない」という事になりかねません。
ですから、検索の精度を上げるために「高度な検索画面」を使ってみましょう。
「高度な検索画面」というのは、ツイッター検索の機能の一種であり、
・ユーザー
・場所
・期間
などを絞り込んだ上でツイートを探すことができます。
この機能を活用すれば、「表示されてしまう、邪魔な情報」を減らすことが可能です。
※普通の検索画面でも演算子を利用することで同じような事ができますが、まずは高度な検索画面の使い方を把握しておくべきです。
キーワード設定の利用方法はこのような感じです。
例:自動食器洗浄乾燥機
次のキーワードをすべて含む:「自動」と「食器洗浄乾燥機」を全部含む
次のキーワード全体を含む:「自動食器洗浄乾燥機」というキーワードを含む(分割せずに単独のキーワードとして考える)
次のキーワードのいずれかを含む:「自動」もしくは「食器洗浄乾燥機」を含む
もちろんどのようなキーワードであっても、上記のように詳細に設定することができます。
また、「次のキーワードを含まない」を使えば、「このキーワードが入っているツイートは表示しない」という設定をすることが可能です。
例えば、「離乳食」について調べたい場合、「ペット」を「除外キーワード」にすれば、「ペットの離乳食に関するツイート」はほとんど出なくなります(動物、などのキーワードが引っ掛かるかもしれませんが)。
そして、高度な検索画面は以下の方法で出すことも可能です。
1:検索バーにキーワードを打ち込み検索します(ここまでは通常通りです)
2:検索結果が出たら、その上の「検索フィルター」の近くにある「表示」を選択します
3:「高度な検索」を選択すればOKです
ツイッター検索をするなら「サービス名検索」や「クライアント名検索」も試しましょう
「自社の商品やサービスは人々にどのように思われているか」を把握するために、いわゆるエゴサーチを行ったことがある人は少なくないはずです。
ヤフーやグーグルなどでしか検索した経験がないという場合は、ツイッター(等のSNS)検索も行うべきです。
ツイッター検索には主に以下の利点があります。
・サービスに関連するキーワードを検索して、人々のニーズや感想をチェックして、その内容を広告文に反映させることが可能
・サービスやクライアントについての情報を素早く知り、入札や広告訴求の調整のヒントにすることが可能
2つ目についてですが、「良い方向に評価されているならさらに伸ばす」「悪い方向に評価されているのであれば改善する」などの使い方をすることが可能です。
また、広告代理店として運用するケースにおいても、「関わりを持っている商品・サービス・クライアントがマーケットでどのような評価・立場なのか」を知ることができるというメリットがあります。たびたび確認して、随時コントロールしていきましょう。
外部ツールを使ってのツイッター検索も試してみましょう
ツイッターのオフィシャルではないツールを使って、ツイッター検索を行うことも可能です。
その中でもトップクラスでメジャーなのが「Yahoo!リアルタイム検索」です。
これは、「ツイートから見える感情」や「ツイート回数」の変遷を調べることが可能なツールです。
ツイッターだけでなく、インスタグラム、フェイスブックも一括で検索することが叶います。
また、期間も「30日」「7日」「1日(24時間)」から選ぶことができます。
しかも、使用するにあたってログインは不要です。
感情の変遷が見えやすい例として、「電車遅延/1日」で検索を行ってみます。
すると、午前8時~10時にツイート回数が多くなっていて、感情に関してはマイナスに傾いていることが見て取れます。
この時間帯に電車通勤をする人はかなり多いですし、電車遅延に巻き込まれればほぼ間違いなくネガティブな気持ちになりますよね。
特定のキーワードに関する「クリック数」や「インプレッション(タイムラインに出ること)数」が突然多くなった場合は、Yahoo!リアルタイム検索を使うことで、
・テレビや雑誌で紹介されたのか
・炎上したのか
・人々にどう思われているのか
を知ることができます。
また、炎上している場合に、「炎上がおさまったのか」を探るための目安にもなります。
そして、アプリケーションバージョン限定の役立つ機能もあります。
それは、「事前に登録したキーワードを含むツイート回数がいきなり多くなったときに通知する」というものです。この機能を使って早急に対応すれば、他と差をつけることができる事でしょう。
ブラウザバージョンだけでなく、アプリケーションバージョンのYahoo!リアルタイム検索も使ってみることをおすすめします。
おわりに
・ツイッター検索
・Yahoo!リアルタイム検索
などを活用してスムーズにキーワードを探したり、広告運用の参考にしたりしましょう。
特にツイッター検索については、高度な検索画面や外部ツールも使って、無駄を削ぎ落しながらキーワードを探すことが重要です。
「ツイッター検索が役立つなんて思わなかった」という方は、今すぐ始めてみることをおすすめします。