あなたは顧客を増やしたいと思ったとき、どんな方法を考えるでしょうか。電話やチラシ、飛び込み営業。集客方法には色々あります。
しかし、これらのどれもなかなか難しいものです。チラシを張り付け、電話で営業を掛けたとしての、良い返事がもらえない可能性は高いもの。続ける内に、心が折れてしまう場合もありますよね。
そんなときには、Web上での集客を検討してみませんか?
この記事では、Webでのマーケティング初心者の方に向けて、その方法を解説していきます。
コンテンツ
Webマーケティングの種類
Webで顧客を増やすとなると、どのような手段があるのでしょうか?
Webでのマーケティングは、大きく3つの種類に分けられます。それは、費用不要の「SNS・Webサイトを用いたマーケティング」、費用が掛かるものの効果が高い「SNS広告・リスティング広告」、それと同じく費用が発生し、見てもらえる機会の多い「記事広告、メルマガ配信・インフルエンサーへのPR依頼」になります。
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
SNS・Webサイトを用いたマーケティング
SNSや自社のWebサイトを用いたマーケティングとは、TwitterやFacebookなどで宣伝を行うほか、自社WebサイトにSEO対策を施して、検索結果の上位に表示されるようにする方法です。
このマーケティング法の一番の利点は、費用が必要無いということです。費用が掛からないため、誰でも簡単に試してみることができます。その上、決して効果は侮れません。
特に、SEO対策の効果は素晴らしいものがあります。検索結果の上位に表示されるため、自然と顧客が集まることが期待できます。
Webマーケティング初心者の方に一番おすすめの方法と言えるでしょう。
自社WebサイトのSEO対策
自社Webサイトを持っている場合、そのWebサイトにSEO対策を施すことをおすすめします。
Webマーケティングの基本は、検索結果だと言っても過言ではありません。誰しもが「こんな商品・サービスが欲しい」と考えた際には、必ずと言って良いほどGoogleなどで検索を掛けると思います。
その場合に、SEO対策をしているのとしていないのとでは、大きな違いが生まれてしまいます。
検索結果の第一位に表示されるWebサイトと、2ページ目以降のWebサイトでは、どちらが注目されるかはお分かりですよね。
SEO対策をしっかりとすれば、おのずとそのWebサイトは優秀な営業マンになってくれるのです。
SNSで宣伝し、自社Webサイトに呼び込む
今や、SNSはマーケティングに欠かせないものとなりました。FacebookやTwitterなど、さらにはYouTubeなどを、積極的に利用していきましょう。
SNSを使うことで、直接的な宣伝の他、自社Webサイトへの呼び込みも可能になります。
SNSでのマーケティングでは、SEO対策に比べて結果が出るまでに時間が掛かります。SNSではフォロワーがいなければ意味がありません。フォロワーを増やすためにも、魅力的な内容を日々探っていくことが重要です。
短期決戦できる方法がSEO対策。徐々にフォロワーを増やし、中長期的に戦えるのがSNSでのマーケティングと覚えておきましょう。
SNS広告・リスティング広告
ここでは、費用が必要ではあるものの、短期的に結果が出やすいSNS広告やリスティング広告を見てきます。
これらの方法は、確かに初期費用が掛かってしまいます。目先の費用が厳しい場合には、難しいかもしれません。しかし、SEO対策や自身でのSNS運用に比べ、より早く、高い効果を得ることができます。
なぜならば、SNS広告ではより顧客層を絞ったマーケティングを行うことができるからです。リスティング広告であれば、検索結果の一番目につく部分に、自身のウェブサイトを配置することも可能です。
それでは、それぞれについて細かく解説していきます。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索結果に応じて表示される広告のことです。
よく使われる広告として、「Google広告」や「Yahoo! プロモーション広告」などがあります。これらは双方ともに使い勝手が良く、多くの人に利用されています。
リスティング広告の基本は、指定の検索ワードで検索された場合に、結果ページの一番上に表示されるものです。誰でも、見たことがあるのではないでしょうか。また、特定のウェブサイト内に広告を載せることができるのも、「ディスプレイ広告」と呼ばれるリスティング広告の1種です。
何にせよ、リスティング広告を使えば、かなり目に着く所に広告を載せることが可能です。上手に使えば、得られる利益も大きくなるでしょう。
後は、広告に掛かる費用と、それによって得られた利益を比べてみてください。費用より利益が上回るのであれば、継続する価値は充分にあるはずです。
SNS広告
SNSは、ツイートなどで宣伝する以外にも、しっかりとした使い道があります。それが、SNS自体に広告を掲載できる「SNS広告」と呼ばれるものです。
特に、TwitterやFacebookの広告は、広く使われていますね。
SNS広告を載せるのにも、たしかに幾らかの費用が必要になっています。しかし、SNSを良く利用する若年層を取り込みやすくすることに、この広告形態の魅力はあります。
以下で、それぞれのSNS広告の特徴について説明していきます。
Twitter広告
SNS広告の中でもTwitter広告には、他にない魅力があります。
それは、特定の語句を指定すると、その語句をツイートしている人に対して広告を表示できる、というものです。
普通、興味の無い話題はツイートしませんよね。その語句を使っているということは、少なからず、その物事に興味を抱いていると推測が可能です。
例えば、ゲーム関係の広告を出したい場合にこの機能を使うと、「ゲーム」という語句を使ってツイートしている人に広告が表示できます。こうすれば、興味のある内容に近いため、興味を惹かれる人も多いはずです。
Facebook広告
Facebook広告の最大のメリットは、細やかなターゲット層の絞り込みができる、という点です。
利用者のプロフィールや行動から、「何に興味を持っているか」・「何に興味を持ちそうか」などを想定し、広告を配信することが可能です。年齢や性別、趣味嗜好などからターゲットを絞って行くため、非常に精度の高いものとなっています。
Instagram広告
Instagram広告の特徴は、広告がテキストだけではなく、画像や動画も合わせて掲載できる、という点です。
Instagramの利用者は、若年層がほとんどです。こうした利用者には、おしゃれな画像を用いた広告が魅力的に映ります。また、動画タイプの広告も使えるため、商品やサービスの魅力を、より分かりやすく伝えることができます。
特に、若い世代にアプローチしていきたい場合には、Instagram広告が最適でしょう。
LINE広告
今や、一番身近な連絡手段となったLINE。実は、このLINEにも広告を載せることができます。
以前のLINE広告は、出稿額がなかなか高価で、気軽に手を出すことのできないものでした。しかし最近は、少額からの出稿も可能になっています。性別や年齢などからターゲットを絞ることもできるため、使いやすいものといえるでしょう。
LINE広告が持つ一番の魅力は、その利用者の多さです。現在、国内では8000人以上の人が利用しているとされています。他のSNSは使っていなくとも、LINEだけは利用しているという人が多いのです。
これだけ利用者がいれば、他所での広告ではつかめなかった顧客層にも、手が届くかもしれません。
記事広告、メルマガ広告・インフルエンサーへのPR依頼
ここからは、主に外部に依頼する形での広告配信や、集客方法をご紹介していきます。
方法は色々ありますが、ここでは「記事広告」・「メルマガ広告」・「インフルエンサーへのPR依頼」について解説していきます。
記事内広告・純広告
他サイトの広告枠を買い取る「純広告」や、記事のように広告を作り上げる「記事広告」の掲載なども、有効な集客方法です。
最近のメディアには、オールマイティーな内容を扱うものが少なくなってきました。大抵の場合は、ターゲットと内容を絞り込み、特化性と統一性の高いメディアを作り上げています。
広告を出したい商品やサービスに合うメディアがあれば、記事広告の出稿を考えてみましょう。また、広告枠を買い取れるWebメディアがあれば、純広告を出すのも良いでしょう。
これらには料金が必要ではありますが、確実に狙いのターゲット層に広告を届けることができます。そのため、比較的効果が高いと言えるでしょう。
メルマガ広告
以前、メルマガが流行った時期がありましたよね。そのときほどの勢いはありませんが、メルマガに広告を載せるという手法も、まだまだ有効です。
メルマガ広告の販売枠は、メルマガ上部・中部・下部に分かれています。広告を配置する場所は意外と重要で、内容などによっても見られる回数や得られる利益に違いが出てしまいます。自分の商品やサービスにとって、どの位置が一番良いのか確認するようにしましょう。
広告を配信したいメルマガは、どんなターゲット層を意識しているのか。そういったことを踏まえた上で、広告配信するメルマガを決めていくことが重要です。
インフルエンサーへのPR依頼
「インフルヱンサー」という言葉をご存知ですか? この言葉は、SNSやネット上において、影響力の高い人を表しています。注目度が高くファンも多いため、拡散力に優れています。
そんなインフルエンサーに、自分の商品やサービスを使ってもらえたとしたらどうでしょうか? その上で、SNSなどでPRしてもらえたら、この上ない宣伝力があるはずです。
この方法に料金がかかるかどうかは、どのインフルエンサーに依頼するかで変わります。無料の場合も、有料の場合もあるはずです。しかし、そのとんでもない拡散力から、お金を出す価値はあると言えます。
もし、インフルエンサーへの依頼の仕方が分からない、といった場合には、広告代理店を利用しましょう。仲介役になってくれるため、失敗を減らすことができます。
すぐに結果を出したいときは何からすべきか
Web上での集客を考えたときに、今すぐに結果が欲しいと思うことがあるはずです。
しかし、自分で広告を配信したり、Webサイトの内容を見直したりするのは手間がかかるもの。その上、すぐに目に見えて結果が得られるものは、意外と少ないのです。
どうすれば、できる限り早く結果が得られるのでしょうか。
まずは広告や集客にお金を掛けて
Web上で集客をする際には、忘れてはならない概念があります。それが、「そのサービスや商品を求めている人はどんな人なのか」という点を明確にすることです。これができなければ、あてずっぽうな集客になってしまいます。
むやみやたらと広告を見せても、得られる結果は微々たるものです。Web上の釣り堀は、果てしなく大きいのですから。
SEO対策や自身のSNSでの宣伝だけでは、ターゲットを絞るだけでも一苦労です。その上、届けたい人に届くかどうかは未知数です。
そのため、少しでも早く結果を出したいのであれば、多少お金を掛けたとしても、詳細にターゲットを絞ることのできる有料広告を利用しましょう。そうすることで、多くの人に興味を持ってもらい、新規利用に繋げることができるはずです。
広告や集客にお金を掛けたその後は?
例え、広告や集客にお金を掛けたとしても、その効果は永続的に続くものではありません。その効果は一時的なもので、また別のアプローチを掛けなければ、やがて先細りになってしまいます。
先細りにならないためにも、さまざまな集客方法を考えておきましょう。
集客の基本は、今まで見えていなかった(商品・サービスを知らなかった)顧客を見いだすことに有ります。しかしその次は、本人が意識していなかった興味を引き出すことが重要になります。
最初から、その商品やサービスに興味がある人は限られています。だからこそ、今まで無関係だった人に、興味を持ってもらえるようアプローチをかけていくのです。
勿論、これは簡単なことではありません。世の中の流れを見て、多くのことを判断しなければならないのですから、躓くこともあるでしょう。
しかし、これで顧客が増えるのであれば、試してみる価値はあるはずです。
まとめ: 今後、Web集客は必須
ある程度習熟してきたとしても、まだまだWebの世界は発展の途中にあります。それを使った集客方法も、日々変わっていくことでしょう。
つまり、Webでの集客を考える側にも、毎日の勉強が欠かせないのです。
時間の許す限り、Webでの集客に関わる情報を集めましょう。ときには、開催されているセミナーなどに参加するのも、良い発見があるはずです。
これからのビジネスには、Webが欠かせません。今はWebで集客する必要がなくとも、将来には必要になってくるかもしれません。
そう考えると、Web上での集客方法は知っておいて損がありませんよね。