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連携させることのメリット
ユーチューブチャンネルとグーグル広告を連携させると、
・動画広告を除いた再生回数のチェック
・ユーチューブチャンネルに投稿されている動画のリスナーに対するリマーケティング配信
・「動画広告のリスナー」のその後のアクション（チャンネル登録など）数のチェック
などを行うことが可能となります。
これによって、「広告以外を介して訪れたリスナー」と「広告のリスナー」の違いをチェックできるようになるため、ターゲット設定の改善の方針が見えてくるかもしれません。
また、「ユーチューブチャンネルの動画をすでに観た履歴があるユーザーのみをターゲットとした広告」を出せるようになります。
連動することが利用可能になる3種類の機能
・ユーチューブチャンネルの投稿動画のオーガニックデータ（再生回数など）のチェック
・「動画を観たり高評価をしたりしたリスナー」に対するリマーケティング
・動画広告を観た後のアクション（チャンネル登録など）数のチェック
それぞれについて解説していきます。
ユーチューブチャンネルの投稿動画のオーガニックデータ（再生回数など）のチェック
グーグル広告の管理ページを開く→動画タブ→「ログ解析（アナリティクス）」→オーガニックデータをチョイス
この手順を踏むことで、データをチェック可能です。
ログ解析のオーガニックデータは3種類あります。
項目 内容
1：動画のリスナー維持率 「広告経由を除く全体の視聴回数」から、特定の秒数までリスナーが視聴し続けてくれる比率をチェックできます。分かりやすく言えば「離脱しないで観てくれている人がどれくらいいるか」を確認できるということです。
「広告を介して視聴した人」と比べることが可能ですから、「広告経由の視聴維持率」がいまいちなのであれば、動画内容やターゲット設定を改善するべきなのかもしれません。
2：モーメント ロゴ等を動画に追加した際に、「リスナーのうち、そのモーメントを見た人の比率」をチェックすることが可能です。
3：グラフ 「ソーシャルもしくは広告経由」を除いた視聴数や高評価数などをチェック可能です。
「動画を観たり高評価をしたりしたリスナー」に対するリマーケティング
「リンクしたユーチューブチャンネルにおいてアクション（動画を観るなど）をした人」などをピックアップして、リマーケティングリストを作ることが可能です。
リマーケティングの種類は以下の通りです。
・チャンネルの動画を観る
・（広告として）チャンネルの動画を観る
・特定の動画を観る
・（広告として）特定の動画を観る
・チャンネル登録
・チャンネル内の動画に高評価をつける
・チャンネルページを開く
・チャンネル内の動画を共有する
・チャンネル内の動画を再生リストに入れる
特に「ディスプレイ広告」や「検索広告」などにおいて、ユーチューブチャンネルのリマーケティングリストが役立つことでしょう。
「ユーチューブチャンネルの動画を視聴して関心を抱いてくれたユーザー」に対しても広告を出すことによって、「サイトにアクセスした人に広告を出した場合」との、ユーザーの反応を比べることが可能です。
簡単に言えば「ユーチューブリスナーと、サイトアクセス者でどのような違いがあるか分析できる」ということです。
動画広告を観た後のアクション（チャンネル登録など）数のチェック
TrueView広告を出してから、「（広告経由を除く）動画再生数」や「高評価数」などをチェックすることが可能です。
1：グーグル広告の管理ページで「表示項目」を選択
2：リストが出るので「表示項目の変更」を選択
3：「ユーチューブ獲得アクション数」の、全項目を選択してからクリック
適用が完了したら、管理ページで「階層別のアクション数」をチェックすることが可能となります。
例えば、「広告グループごと」「キャンペーンごと」などの階層があります。
グーグル広告とユーチューブチャンネルを連携させる手順
・ユーチューブチャンネルから連携させる
・グーグル広告から連携させる
という2種類のやり方があります。
どちらから連携させても手間はほとんど一緒です。
ユーチューブチャンネルから連携させる手順
1：ユーチューブStudioにログイン→「設定」を選択
2：「チャンネル」をクリック
3：「詳細設定」をクリック
4：「アカウント」をクリック
5：「リンクするグーグル広告のID」と「リンク名」を打ち込む
リンク名：「グーグル広告との連携」をユーチューブチャンネルから管理する際の名前
6：「グーグル広告に共有させるデータ」をチョイス
7：「完了」を選択
「ユーチューブチャンネルとの連携のリクエスト」を、グーグル広告の所有者が認証すると、連携が完了します。
グーグル広告から連携させる手順
ユーチューブチャンネルを持っていない人でもリンクリクエストを出すことが可能です。
1：グーグル広告を開いて「ツール」を選択
2：設定タブの「リンクアカウント」を選択
3：「ユーチューブの詳細」を選択
4：メッセージが出るので「チャンネルを追加」を選択
5：連携させたいユーチューブチャンネルの「チャンネルURL」か「チャンネル名」を選択する
6：ユーチューブチャンネルを持っているのであれば「このチャンネルは自分で所有しています」をクリック
7：「ユーチューブに移動」を選択
これでユーチューブチャンネルとグーグル広告が連携できたことになります。
「自分が所有しているわけではないユーチューブチャンネルを、グーグル広告と連携させる」のであれば、ユーチューブチャンネルの所有者のメールアドレスを打ち込み、リンクリクエストを送ります。
リクエストの文言は編集できます。
終わりに
ユーチューブチャンネルとグーグル広告を連携させることで、「ユーチューブ広告を配信した成果」だけでなく、「動画のリスナーが視聴後にどのようなアクションを起こしたのか」や、「サイトアクセス者と、動画のリスナーの傾向の差」などを知ることが可能です。
ユーザーのオーガニックデータをチェックすることで、「広告による影響」だけでなく、「動画そのものの影響」を確認することができますので、これまで不明瞭だった情報をはっきりと掴むことが叶うかもしれません。
